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裏切らないこと(@きみはポラリス 三浦しをん) [おすすめの本]

リリィ、さよなら。ヒロキさんが「人生に影響を与えてくれた泣ける小説・トップ5」の1位にあげ

ていた、三浦しをんさんの「きみはポラリス」。先週買ってやっと今日読み始めたのですが、2つめ

の「裏切らないこと」をスタバで読んでたら、涙が止まらなくなりました...。ネタバレしてる

ので、これから読む!って方は飛ばしてください。


きみはポラリス (新潮文庫)

きみはポラリス (新潮文庫)

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/02/26
  • メディア: 文庫






最初読み始めたときはどんな展開になるのかまったく想像つかなかったけど(ちょっと飛ばそうかと

思った...笑)、老夫婦が実は...って分かった瞬間、ぐぐぐっとこみあげてくるものが。そこ

からは泣きっぱなしです。



私は兄弟がいないので、兄弟に対してどういう感情を抱くのか、それ以前に兄弟とはどんなものなの

か、一生分からないと思うけれど、「血がつながっている」っていう、家族であるという安心感に

すごく共感して。



いつも人に対して「嫌われるんじゃないか」「いやな雰囲気になってるんじゃないか」って気になって

しまって、ちょっと機嫌が悪かったりあまりしゃべらなかったりすると「私が言ったことで不愉快に

させたのかもしれない、どうしよう。」「もう話しかけてくれないかもしれない、愛想つかされたか

もしれない」って常に心配してしまうんです。人といるときいつもそんなふうに思ってしまうので

すぐ逃げてしまうというか、早く一人になりたい、って思ってしまって。(心が引きこもり。)

だんだん、何か言ったら嫌われてしまいそうで、怖くて、話すことを躊躇してしまったり。



そんななか、やっぱり血のつながった家族には、「どんなことがあっても、嫌いにはならないで

そばにいてくれる、信じてくれる」っていうなんか、ふわふわした安心感があるんですよね。あー、

やっぱりいいなって。それでも、それであっても何でも相談できるってわけじゃないのだけど。

いや、父親とはほとんどしゃらないけど。(笑)



でも、嫌われない安心感、これが欲しい。友達に対しても、恋人に対しても。だから、「裏切らない

弟をつくってあげた」っていうところでうわーっと感情があふれてきて。いや、実際に弟がいないか

ら、「あ、そういうことか、それが一番の解決かもしれない!」って思ったのかもしれない。

(実際にいたら、えー、それはない!なんて思うのかな。)



うーん、だから、人に嫌われるんじゃないかってびくびくしてる人で、兄弟がいない一人っ子の人が

これを読んでどんな風に感じるのか、聞いてみたい、って思いました。もちろんヒロキさんにも。



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