SSブログ

リリィ、さよなら。ワンマン来場特典デモCD「春色の彼女」 [曲について]

ワンマン来場特典デモCD「春色の彼女」がとにかくすばらしくって!!

っていうか、もう涙なしにも聴けない。これをはじめて聴いたのは、ワンマンのアンコールで。

そのときはメロディの美しさとヒロキくんの声の透明感にうっとりしながら聴いてた。

それで、音源で何度も何度も聴いて。ヒロキくんの曲って、情景がものすごく思い浮かぶのだけれど、

この曲は特にリアルに、はっきりと、色もあって、匂いもあって、しぐさや視線まで、一瞬一瞬すべて

頭の中で再現できる感じ。もう「青春スカッと」みたいな短編ドラマができあがっています...。

こんなに情景が思い浮かぶ曲に出会ったのは初めてかもしれない。



『3月の桜が満開のなるちょっと前、川べりに僕ときみが座って缶ビール(缶チューハイ?)を飲んで

いる。僕はきみのことが好き、でもきみには好きな人がいて、きみを置いて遠くにいってしまう。

僕はそれをなぐさめて元気づけている。彼女に相談があるって呼ばれたのか、または元気のない彼女

を元気づけようと僕が彼女を誘ったのかもしれない。そんな中、彼女は「きみが恋人だったらいいの

に」なんて冗談半分で最高にうれしくて、でも最高に悲しいことを言う。それでも僕はきみのことが

好き、それは永遠にきみには届かない...』



こんな感じのシチュエーションかな、って勝手に解釈しています。これに、たまらなく切ない歌詞が

紡がれるのです。


「遠いおとぎの国に咲いてる花のように無邪気に話す 僕の彼女みたい いつかは誰かのものに
なるくせに」
「きみが恋人ならよかったな 僕にとって一番残酷な嘘をきみは平気で言うんだね」
「その涙僕にもくれよ ひとしずくでも」
「友人Cの僕でよかったらずっとそばにいるのに」
「すごくきれいだ 僕の恋人みたい そんなきみをこれからも好きなこと のどの奥でとまったまま」


これ見ただけでも泣きそう。「友人C」なんですよ!!(そういえば「恋愛進化論」では「脇役B」

って言ってますよね。脇役で、しかもAでもない...)彼女の周りには、自分より彼女に近い存在

の人があと2人もいるんですよ...。それでも、好きな彼女の近くにいれるのがうれしいんです、

せつないけど。近くにいれるなら友人Cでもいいんです!彼女は、こうやっていつもつらいときに

そばにいて、話を聞いて元気づけてくれる彼を、本当にいい人だと思っていて、こんな人を好きに

なれたら幸せだろうなってそこは本当にそう思ってると思うんだけど、でも現実はそうはいかない

んですよね...。わかるけど!!めっちゃわかるけど!!!男性側としてはたまらなくせつない。



こんなふうに、彼女のことが好きな僕と、別に好きな人がいる彼女が寄り添っているっていうシチュ

エーションのせつない3部作(←勝手に命名)が

「きみの匂い」
「時間よとまれ」

そしてこの「春色の彼女」なんです。中でもこの曲はどこまでも情景も二人もピュアで美しくて、

その歌詞の通り「おとぎの国」のようなせつなさがあるんです。どちらの立場で聴いてもせつない。




でも「きみの匂い」は、女友達(自分は彼女のことが好きでも相手には彼氏がいる)が終電なくしちゃ

ったから泊めてって家に来るんですよ!!「時間よとまれ」では、同じく好意を抱いている彼女が

彼氏とけんかしちゃって、夜8時半に彼女に呼び出されるんですよ!!!でも彼は彼女のこと好きだか

らそれでもうれしいんです...。やっぱりせつないけど...、でもうれいい。だからこそ、男性

側の立場で聴くとよりせつなく感じるのかもしれません。






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。